スロットに人生を吸われて、気づけば借金が400万。
未来なんて考えられなくて、今日と明日のことで精一杯。
お金の不安で寝れないのに、ストレスを抱えてまたスロットに行ってしまう。
勝ったら調子に乗る、負けたら借金して元を取ろうとする。
どんどん自己肯定感が削れていって、「俺には価値がない」と本気で思っていた
そんなとき、知り合いの社長に声をかけられて、
雇われスタッフとして働かないかと言われた。
更生でも、立ち直りでも、立派な覚悟でもない。
ただ、生きるため、生活のために働くしかなかった。
正直、そのときは仕事を楽しむ気持ちなんてゼロだった。
でも、そこから人生が少しずつ動き出した。
5年間で信頼を積み重ねられた理由
最初は迷惑かけないようにするだけで必死だった。
自信なんてなかったし、劣等感も消えなかった。
けど、ある時気づいた。
「この仕事って、“自分をどう見せるか”じゃなくて、“相手のために何ができるか”なんだ」
それに気づいてから、少しずつ行動が変わっていった。
・頼まれたことはすぐ対応する
・雑な仕事をしない
・悪口や愚痴を言わない
・言い訳しない
・できないことは正直に言って改善する
カッコよく言うつもりはない。
ただ、“信頼を失ってきた人生だったからこそ、信頼を戻すことだけは裏切りたくなかった”。
その積み重ねが、気づけば5年経っていた。
法人を任されたあの日
「法人を運営してみないか」
そう言われた日、嬉しさより先に出てきたのは正直“怖さ”だった。
「俺で大丈夫なのか」
「失敗したらどうしよう」
でも同時に思った。
“人生って本当に終わってなかったんだ”って。
過去の失敗も、スロット依存も、借金も、逃げ続けてきた自分も、
全部消えることはない。
けど、それでも前に進んだら未来はちゃんと変わる。
過去の自分と、この記事を読んでくれた人へ
どん底の時って、「希望が見えないから動けない」のが当たり前だと思う。
完璧に変わる必要なんてない。
明日から急に別人になる必要もない。
人生は、 1ミリの変化を続けたら大逆転する。
借金があるままでも、依存の傷があっても、自信がなくても、
それでも歩いたら未来はちゃんと変わる。
もし今の自分がどん底にいると思ってるなら、こう言いたい。
人生は終わってない。
終わった”と思ったところからスタートすることだってできる。
