なぜ借金を負ったのか、そして、なぜ減らなかったのか
僕の場合、すべての始まりは25歳頃のスロットだった
僕が初めて「使ってはいけないお金」を使ったのは、25歳くらいの頃でした。
きっかけは、スロットです。22歳頃からスロットに行ってはいましたが給料や生活費をオーバーすることなどはなく自分の小遣いの範囲内で遊んでいましたが
一人暮らしを始めて、郵送物など気にしなくてもよくなった結果。
クレジットカードやキャッシングに手をだしてしまった。
最初は「一回だけ」のつもりでした。
生活費や貯金に手を出してはいけないことは、頭ではわかっていました。
それでも、その一線を一度越えてしまった。
そして――
一度、カードの作り方を覚えてしまったら、あとは本当に簡単でした。
お金を借りている感覚が、なかった
当時の僕は、いわゆる「安定した職業」に就いていました。
だから、カードを作るのは驚くほど簡単でした。
審査は通る。
限度額も出る。
書類を書けば、すぐに使える。
不思議なことに、
借金をしているという感覚は、ほとんどありませんでした。
むしろ、
「自分のお金が増えた」
そんな錯覚すらありました。
満額になったら、次のカードを作る
やがて、限度額いっぱいまで使うようになります。
そして、また新しいカードを作る。
満額 → 新規作成
満額 → 新規作成
その繰り返しでした。
気づいた時には、
借金は300万円近くまで膨れ上がっていました。
それでも、まだ現実感はありませんでした。
オンラインゲームと、自己肯定感の高揚
その頃、
今度はオンラインゲームの課金にも、のめり込んでいきました。
お金をかければ、確実に強くなれる。
周りから認められる。
ゲームの中では、はっきりと「結果」が出る。
スロットで失った自己肯定感を、
ゲームの中で取り戻している感覚でした。
そして、
その高揚感に、完全に溺れていました。
ガチャ、腹いせの買い物、そして借金
その後は、スマホゲームのガチャ。
スロットで負けたあとに、腹いせのように借金して欲しいものを買う。
「今日は負けたから、せめてこれくらいは」
そんな気持ちで、またカードを切る。
当時は実家に住んでいたこともあり、
生活そのものは、なんとか成り立っていました。
それが逆に、
問題を先送りにできてしまった原因だったと思います。
減らない残高に、慣れてしまった
一番怖いのは、ここからでした。
借金残高は、ほとんど減らない。
それでも毎月、支払いは続く。
いつの間にか、
-
支払うのが当たり前
-
残高が多いのが普通
-
苦しい感覚すら薄れていく
そんな状態になっていました。
感覚が、完全に麻痺していたと思います。
「おかしい」と思わなくなったことが、一番の問題だった
今振り返ると、
一番危険だったのは、
借金がある状態を、異常だと思わなくなったこと
でした。
減らない残高
終わらない支払い
それが「日常」になってしまっていた。
でも当時の自分は、
それに気づく余裕すらなかったんだと思います。
それでも、今はここに立っている
その状態を一時は改善し、また悪化しを繰り返し、現在は新たな借金はないですが、まだ多くの負債がのっている状況。
ブログを始めることになり、スロット、さらなる借金への抑制。
自分のキャッシュの出入りを把握し
来年法人を運営する立場として、お金にしっかり向き合っていこうと思っています。
